低容量ピルの効果について

低容量ピルは女性ホルモンが含まれており、経口避妊薬とも呼ばれてます。日本ではコンドームで避妊している方が多いのですが、コンドームは正しく使用しても1年間で15%程妊娠する確率があります。正しく使用していないとさらに妊娠の可能性は高くなります。
一方低容量ピルの避妊効果はほぼ100%で、非常に安全な薬です。ピルに含まれる卵胞ホルモン・黄体ホルモンという2つの女性ホルモンが脳下垂体に働きかけて、卵胞を成熟させるホルモンの分泌を抑えます。それによって卵胞は成熟せず、排卵が起こらなくなります。
しかしピルは飲み忘れると避妊効果が低下します。なので経口避妊薬として使用する場合は飲み忘れに注意しましょう。
低容量ピルの効果は避妊だけではありません。月経の周期が正しく28日周期になるので月経不順の治療効果があります。月経量が減っていくので、月経量に比例して進む内膜症の進行を予防する働きもあります。よって月経痛の軽減、子宮内膜症治療にも有効です。
子宮内膜が十分にはがれずいつまでも古い内膜がとどまって分厚くなっていくことによって子宮体がん発症の温床になります。低用量ピルに含まれる黄体ホルモンの作用で毎月子宮内膜がきれいにはがれ、子宮内膜が厚くならないことにより、子宮体がんの予防にも期待できます。
そして卵巣は排卵のたびに大きなストレスを受け、このストレスにより卵巣がんが発生すると考えられています。ピルを服用することで排卵が抑制されるので卵巣がんの予防にも効果があるとされています。
ピルにふくまれる女性ホルモンがニキビの原因である男性ホルモンの働きを抑えてニキビを改善してくれるので美容効果ももたらしてくれます。