月経前症候群とセロトニンの関係

月経前症候群とセロトニンの関係についてご説明します。
まず月経前症候群とは、月経の前日から1週間ほど前に不快な症状が出てくることです。
手足のしびれや乳房の張りや腹痛などの体の症状もありますが、特に深刻なのが精神面での症状です。
苛立ちが止まらなくなったり、些細なことで落ち込んだり怒ったり、精神状態がとても不安定になるのです。
さらに集中力も低下してしまうので、それにより仕事や人間関係などに支障を来たしてしまうこともあります。
この月経前症候群は、正確な原因はまだ解明されていないのですが、セロトニン不足が原因のひとつとなっていると言われています。
セロトニンとは神経伝達物質のひとつです。
神経伝達物質にはセロトニンの他にノルアドレナリンやドーパミンもあるのですが、セロトニンが不足すると、その分これらが精神に与える影響が大きくなります。
怒りや苛立ちなどによる気持ちの乱れは、ノルアドレナリンやドーパミンの暴走によって起こるのです。
月経前になると、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンの分泌量が減ります。
それに伴いセロトニンも減少します。
そのために月経前にはノルアドレナリンやドーパミンが暴走しやすくなり、精神的に不安定になってしまうということです。